畳の ” 裏返し工事”をご存じですか?

いつもありがとうございます。 電車通りの畳屋さん岡部栄太商店です!

今回は 畳の ” 裏返し工事 ” についてです。

 

” 裏返し工事 ” とは、その名のとおり現在使われている畳表をひっくり返して裏側に返す工事になります。

(つまり畳表は表面と裏面のそれぞれで使用できるということなんです。)

 

当店では新畳や表替えの工事を実施していただいたお客様にお伝えしていることがあります。

それは「裏返し工事をご検討の際は5年程度を目安に当店にお電話下さい。」ということです。

畳表はどうしてもお部屋の環境によって色の変わり方に差が出てきてしまい、日光がよく入るお部屋で何年も使用していると、

畳表の裏側まで色が変わってしまい、「裏返し工事」を行っても草の青さが残っていないといことがあります。

そのようなことがないように、裏返し工事をご検討のお客様から5年程度を目安に電話をいただくことで、

現時点で「裏返し工事」を行うと、畳表の裏側にどの程度草の青さが残っているか確認していただくことができ、

それに合わせて、どのタイミングで裏返し工事をしたら良いのかご相談することができるんです。

お部屋の畳を上げて、上の写真の赤で囲まれた部分をお客様に確認していただきます。

この部分が現在使用している畳表の裏側の草の色の状態に近いんです。

実際に比較してみると、草の色の状態に近いことがわかりますね。

工事前後の畳全体を比較すると違いがはっきりとわかり、畳に ” 青さ ” がよみがえりますね。

 

みなさんいかがでしょうか?

最後に裏返し工事をご検討されているお客様へのお願いになります。

・何かこぼしたりしたときは裏側にシミがまわらない様に急いで拭き取って下さい。

・畳表の擦れが著しい場合は、穴があいてしまう前にお早めにご連絡下さい。

 

今後皆様の畳工事の選択肢の中に「裏返し工事」を加えていただき、

畳表が表面だけではなく裏面も余すことなく使っていただければ幸いです。

 

本日は御覧いただき、ありがとうございました!