いつもありがとうございます。
電車通りの畳屋さん岡部栄太商店です!
今日は「畳の縁(へり)」についてです。
通常、畳屋さんは問屋さんから材料として「畳縁(へり)」を仕入て作業を行っています。
なので、実際に「畳縁(へり)」が製造されている過程を見ることは少ないんです。
今回は研修で岡山県倉敷市にある「髙田織物株式会社」さんに行くことができたので、
その様子を皆様にお知らせしたいと思います!
ここでは、工場の中に入れていただき実際に「畳縁(へり)」が製造されている様子を見学できました。
たくさんの糸(現在は化学繊維が主流です)が機械の中で織られていきます!
縁の柄(縁のデザイン)は、機械に取り付けられた型紙のようなもので決められており、
そこに様々な色の糸が織られていくことでつくられます。
縁(ヘリ)を将棋盤や碁盤のように縦と横を細分化し、
どの位置にどの色の糸が織られるのか図面化され、
このような型紙になっていくそうです。
その型紙を機械に取り付け、織られることで製品となっていくわけですね!
現在のように電気で自動化される以前も、同じような工程で作られていたそうです。
形こそ違えど、その特徴は現在の型紙と同じですね。
電気で自動化される以前の織機です。
(現在は展示されていないようです。)
このように型紙が取り付けられていたんですね。
いかがでしょうか?
普段、皆さんが目にする畳を使われている材料ごとにパーツ分けし、
それがどのように作られているのか、知っていただければ幸いです。 (^^)
次回は、髙田織物株式会社さんの工場に併設されている「FLAT」さんについてご紹介させていただこうと思います。
本日は御覧いただき、ありがとうございました!