いつもありがとうございます。
電車通りの畳屋さん岡部栄太商店です!
今日は先日1泊2日で参加してきた勉強会についてお知らせしたいと思います。
この勉強会の正式な名前は「九州畳組合連合会青年部八代研修意見交換会」という少し堅苦しいものですが、
内容は九州の畳組合青年部に参加している畳屋さんを中心に、
畳おもての産地である熊本県八代市の畳おもて生産者の方で、
それぞれの現在の状況や畳おもてについて意見交換を行い、
畳屋さんは「お客様からどういう畳おもてが喜ばれているか」を生産者の方にお伝えし、
生産者の方は「どういうことをお客様にアピールしていただきたいか」など、
お客様により良い情報発信をしていくための勉強会でした。
(勉強会の名前に「九州」と入っていますが、遠くは大阪・京都・兵庫・香川などからこの勉強会に参加されていて、この勉強会への関心の高さを感じました。)
(写真は1日目に行われた勉強会の1コマです。)
2日目には勉強会に参加した畳おもて生産者の方の作業場に訪問し、
畳おもてが織られているところや選別されたイ草などを見学させていただきました。
(作業場の入口に立てかけられていたのぼりですが、畳おもて生産者の方の心意気を感じますね(^^))
写真は田んぼで収穫されたイ草の束です。
収穫された束からイ草を長さに合わせて選別したものです。
(写真手前からイ草が長いもので、奥に行くにつれて6㎝(2寸)ずつ短くなっています。)
ちなみに良い畳おもてに使われるイ草は写真手前のもので、イ草が長く太いものが選ばれていますよ!
先ほどの選別されたイ草を、さらに折れや傷がないかなどイ草1本1本を目視検査した上で織機にセットされます。
選別されたイ草が1本1本投入され畳おもてとして織られていきます!
熊本県八代産の出荷証明タグはこのときに入れられていますよ!
(この出荷証明タグにはQRコードが記載されており、読み込むと使われている畳おもての生産者の情報が載っていますよ!)
織られてきた畳おもてになります。
(この写真の畳おもては長さ・太さ・色がそろった長くて太いイ草さが使われているおり、とても素晴らしいものでした(^^))
最後にこの田んぼは今年の収穫に向けて植えられたイ草です。
良いイ草に育ってもらうことをお祈りするばかりです!
今回はお客様にも畳おもてについてもっと知っていただきたいと思いご紹介させていただきました。
併せて勉強会では畳屋さん・畳おもて生産者それぞれの課題や、共通する課題など様々なお話を聞く機会となりました。
課題解決のためできることからしっかりと進めていきたいと思います!
本日は御覧いただき、ありがとうございました!