「たらいの水」

いつもありがとうございます。

電車通りの畳屋さん岡部栄太商店です!

昨年に引き続き、今年も近くの小学校の子どもたちが課外授業「まちたんけん」で当店を訪ねてくれることになりました。

この「まちたんけん」は、子どもたちが街のいろんなお店をみてまわるということで、

1店舗あたりの時間は限られたものになっています。

そんな中、来てくれた子どもたちに喜んでもらうため、ミニ畳を簡単に作れるキットを事前に作成することにしました。

 

これなら、短い時間で自分のミニ畳を作って持ち帰ってもらうことができます!

 

当日は、4~5名のグループが2グループ訪ねてきました。

ちゃんと、始まりと終わりにする挨拶や質問を考えてきてくれてました(^^)

質問は、

「たたみは、どんなものからできてるんですか?」

「たたみのおもさは、どれくらいですか?」

「たたみは、どんなにおいがしますか?」

というものだったので、実際に見て、触って、匂ってもらいました。

その感想は子ども一人一人違っていて、「なるほどなぁ」と思うこともありました。

 

 

ミニ畳製作では、事前に準備していたキットを使って、一生懸命に自分の畳を作っていました(^^)

みんな、ワイワイと楽しみながら作っている中、ある女の子がボソッと

「楽しいなぁ!将来は畳屋さんになろうかなぁ」と何気ない一言、

嬉しい気持ちにさせてくれる一言でした。

 

以前聞いた講演の中で、「たらいの水」という

二宮尊徳(金次郎)の話をまじえたものがあり、今も私の記憶に残っています。

 

「たらいに入った水を自分の方に集めようとかき寄せれば、

水はたらいに沿って自分とは反対の方へ逃げていってしまう。

しかし、逆に自分とは反対の方に水を押し出すと、水はたらいに沿って自分の方に返ってくる。

幸せや嬉しいことは自分に集めようとするのではなく、相手に集まるように行動すれば、

まわりまわって自分に返ってきますよ。」

 

今回「まちたんけん」は、仕事でバタバタしながらの中、「子ども達が喜んでくれるといいなぁ」と

何気なく準備していましたが、何のことはない私が子ども達から喜ばせてもらいました(^^)

それに、今まで以上に「お客様に喜んでもらえる仕事を!」と思いました。

ありがとうございます。

 

子どもたちは、今回の課外授業のようないろんな経験をして、将来の仕事を見つけてくれると良いですね。

来年の「まちたんけん」をお待ちしております(^^)/

 

本日は御覧いただき、ありがとうございました!